大浜村の英雄・オヤケアカハチの勇敢な精神を後世に伝えるとともに、地域活性化を図ろうと大浜公民館(大濵俊士館長)主催の第16回アカハチ祭りが28日夕、崎原公園で開かれた。地域住民ら約600人が地元の英傑の遺徳をしのび、伝統棒術などの多彩なプログラムを思い思いに楽しんだ。
同祭りは2000年にアカハチ銅像が建立されたのを機に、02年から毎年開催。今回は棒術の人材育成を目的に、子どもたちに豊年祭のツナヌミンさながら大きな舞台を味わってもらおうと同公園に場所を移し、特設ステージを用意した。
祭りは、大浜青年会の踊りで座開き。婦人会や大浜中学校郷土芸能部、地元のおっかん家体操クラブなどが次々と演目を披露。日没後、たいまつに照らされたステージでは大浜獅子・棒保存会のほか、大浜小学校の児童らが堂々と演武を披露し、会場からは盛んな拍手が送られた。
冒頭、大濵公民館長が「大浜村の人々に受け継がれているアカハチ精神。オヤケアカハチの歴史を広く世に知っていただく機会にしたい」とあいさつした。