八重山博物館(大濵憲二館長事務代理)が収集したり、寄贈・寄託を受けた資料を紹介する「新収蔵品展」が28日、同館特別陳列室で開幕した。
明治17(1884)年に作られた宮良村山崎御嶽神司の神衣「芋麻朝衣(ちょまちょうきん)」や和紙を使った三線「渋張(しぶばり)三線」、嫁入り道具の「柳行李(やなぎこうり)」など100点余が展示されている。
祖母が使っていた芋麻朝衣や馬具を寄贈した小濱勝義さん(79)は「当時は捨ててしまおうかと思っていたものが、貴重なものとして博物館に展示されることはうれしい。昔の生活などを若い人たちにも感じ取ってほしい」と話した。
4月13日まで。3月31日と4月7日は休館。開館時間は午前9時から午後4時30分。同展のみの入場は無料。