【那覇】県は27日、災害派遣医療チームを保有する県立八重山病院など県内の13病院と、迅速な現場での活動に向けた「沖縄DMAT(ディーマット)の派遣に関する協定」に調印した。
ディーマットは、災害発生直後から約48時間以内に活動ができる機動性を持った専門的な研修と訓練を受けた災害派遣医療チーム。 八重山病院は、救急科部長の紙尾均医師を代表に看護師2人、業務調整員1人の計4人で組織する。協定に調印した13病院には19の医療チームがある。
締結式で崎山八郎福祉保健部長は「県として引き続き、災害時における医療体制の充実強化に努めたい。皆さんには、今後も理解と協力をお願いしたい」と述べた。
協定調印に八重山病院の紙尾医師は「八重山で災害が発生した場合、ディーマット受け入れ先として円滑な機能が果たせると思っている。(災害時には)県のディーマットの迅速な初動活動に期待している」と話した。
協定に調印した病院は次の通り。
▽県立北部病院、県立中部病院、県立南部医療センター・こども医療センター、県立宮古病院、県立八重山病院、中頭病院、中部徳洲会病院、琉球大学医学部付属病院、浦添総合病院、那覇市立病院、沖縄赤十字病院、南部徳洲会病院、豊見城中央病院