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石垣市議会 月極契約縮小を提案 駐車場不足解消で当局

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右から崎枝純夫氏、我喜屋隆次氏、石垣涼子氏、東内原とも子氏

 3月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は26日、崎枝純夫、我喜屋隆次、石垣涼子、東内原とも子の4氏が一般質問を行った。石垣港離島ターミナルなど市街地の駐車場不足問題で、当局側は八島第2駐車場の月極契約を縮小して時間利用を拡大する対応方針を示したが、与党側から「当局のやることは新たな駐車場を整備し、駐車場不足を一日も早く解消すること。市民サービスを低下させることではない。月極契約数の縮小は強引すぎる手法ではないか」(我喜屋氏)との批判が上がった。(9面に質問要旨と関連)

 駐車場不足の解消策として市は、離島ターミナルに隣接する危険物取扱用地を活用する方針だが、危険物施設が移転するのは来年3月末。この間の対応として、八島第2駐車場で複数台の月極契約を行っている利用者に対し原則1台に限定する。契約者には文書で通知したという。

 我喜屋氏は「目の前の問題を何ら解決していない」として旧八島埠頭(ふとう)駐車場の暫定的使用を訴えた。同地は、荷さばき地として国から管理委託を受けているが、漢那政弘副市長は「旧八島埠頭について早急に検討したい」、中山義隆市長も「早急に対応を考え、何らかの方策を考えたい」と答弁した。

 石垣氏が取り上げた子どもの居場所づくりについて、宮良亜子福祉部長は、学習支援など子どもの貧困対策事業の定員を22人から30人に拡大し、放課後児童クラブを新たに大浜地区に設置する方針を示した。新川団地など公営住宅集約化で発生する余剰地で建設が検討されている児童館については「2020年度に検討委員会を立ち上げ、建設位置を決めたい」と説明した。

 東内原氏が求めている於茂登岳登山道の整備について前底正之市民保健部長は「新年度早々に、庁内の関係課、環境省、県、気象台、地元公民館と意見交換した後、登山道管理協議会(仮称)を設置し、課題解決に取り組む」とした。

 石垣小学校校舎改築事業について宮良長克教育部長は2年遅れる見通しを示し、「2018年度に基本計画、19年度に基本設計・実施設計業務、20年度から21年度に建設工事、22年4月の供用開始を予定している」と崎枝氏に答えた。


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