▽…ことしの海びらき、開幕時はあいにくの曇り。海へ駆け込む子どもたちを正面から撮影するため、先回りして冷たい海に腹までつかり、耐えながらカメラを構える報道陣。「こんなに冷たい海にちゃんと飛び込んでくれるのか」と思ったが、多くの子どもたちが威勢よく駆け込んでくれた。やはり子どもは風の子。大人は仕事でなければなかなかできない。
▽…石垣市北部農村集落活性化協議会の畑おこし講座で収穫した野菜を使った料理の試食会には、講師の花谷まゆさんも参加し「いろんな微生物が作用して味の詰まったおいしい野菜になったと思う。少しずつでも自分たちの畑で実験しながら石垣全体、島外にもたんじゅん農法を広げていってもらえれば」と期待。同農法は体にも環境にも優しいとされており、定着することで北部地域のブランド化も夢ではない。ぜひ実現してほしい。
▽…取材にきた報道陣にも祝膳が用意されていた。「見ただけでは分からないでしょ。料理も食べて感想も書きなさい」とのことだった。昼食を済ませていたので、断っていたが「汁物だけでも召し上がったら」との誘いに席に着くと、「ナマスは大丈夫でしょ」、「じゃあジーマミも」と、結局ほぼすべての料理が出てきた。食べると、昨年亡くなった祖母の味を思い出した。