▽…クルーズ船の新たな玄関口となる専用岸壁が、早ければ来月下旬に一部供用開始する。20万㌧級クルーズ船に対応した新岸壁は、先行して7万㌧級が接岸可能な長さ295㍍、水深9㍍が供用される。今後は段階的な拡張を経て全岸壁の供用となるが、ターミナルビル建設や外国人観光客の受け入れなど、ハードとソフト両面での対応がカギ。業界は取り組みを注視している。
▽…土壌流出防止材の試験散布が石垣市新川の松川秀誠さんの畑で行われた。隣の畑でサトウキビを植え、自身も試験散布に協力している農家は「ベチベルを植えるなどできることはしているが、財政上の問題でしたくてもできない農家もいる。行政の支援なしには厳しい」と訴える。例えば同材の散布組織をつくることで雇用創出と農家の負担軽減を狙ってはどうか。農家にも環境にもウィンウィンの体制構築が求められる。
▽…八重山のハーブを紹介した本『南の島のハーブ』のオリジナルフレーム切手が日本郵便沖縄支社から発売されている。優しい色使いで描かれたハーブのイラストに、通称と石垣方言名を添えたシンプルで上品なデザイン。受け取った八重山人の郷愁を誘ったり、手紙の趣をアップしたりするだろう。久々に大切なあの人へ一筆したためたくなるかも。