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Channel: 八重山毎日新聞社
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石垣―波照間航路 観光フェリーが参入検討

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 安定運航が喫緊の課題となっている石垣—波照間航路に八重山観光フェリー㈱(大松宏昭代表取締役社長)が参入する見通しであることが13日、分かった。同日始まった竹富町議会(新博文議長)3月定例会の一般質問で東迎一博氏が船舶航路を取り上げ、「(同社から)8月までに新造船で就航できるよう取り組んでいると聞いた。2社競合による相乗効果で安全安心な航路確保になる」と明らかにした。西大舛髙旬町長は「同じ町民でありながら不便を強いているのを重々、承知。『特区』として対応したい」と答弁した。

 東迎氏は、昨年10月に就航するも、欠航率の改善が見られない大型高速船「ぱいじま2」や同船を運航する㈲安栄観光への当局の働きかけを疑問視。

 5日、波照間公民館の金武清也館長、波照間島観光事業者協会の仲間栄喜会長らとともに八重山観光フェリー㈱を訪問し、航路開設を要請したことを報告した上で、「大きく波照間航路が変わる。社長いわく、参入で島民の皆さんに安定的な動きを提供したいという思いがある」と明かした。

 町政策推進課の通事太一郎課長は「同社からは定期航路を慎重かつ前向きに検討。不定期航路は国・県ともに申請中で、許可が下り次第、運航開始させたい意向であるなど確認している」として、「町がサポートできることに適切な対応をしていきたい」と答えた。

 石垣—波照間航路は現在、㈲安栄観光が1日往復便3便を運航。第1便と第3便で運用しているぱいじま2は、日没時間の早まる冬季は第3便の高い欠航が続いており、時刻表の見直しなどが進められている。

 東迎氏は新議長に休憩を求め、「島民は毎日、パソコンや携帯で運航状況を確認して、きょうはどうしようかと考える生活。同じ町民として平等ではない。ハンディを抱える現状を島民と一体になり捉えているのか甚だ疑問」と感情をあらわにする一幕もあった。

 13日は東迎氏、大久研一氏、波照間純一氏が登壇した。


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