▽…石垣市長選から一夜明けた12日、3陣営の選対本部を訪ねると、支持者らが後片付けに追われていた。戦いの拠点となった場所から祭壇、ポスター、為書き、テーブル、机、テレビなどが次々と運ばれた。選対本部は熱気、興奮、歓喜、落胆などさまざまな感情を生み出した場所。跡形もなく片付けられると、前日までのことがまるで幻のよう。
▽…ミャンマーの小学校に川原小の児童たちによる井戸がこのほど完成した。野菜や花の生産から販売までを行う活動の収益を生かしたもので、児童は自分たちの活動が形となり、世界の子どもたちのために役立てられていることを身をもって実感。活動もさることながら、外にも目を向ける川原っ子の視野の広さと行動力に脱帽する。学校同士の交流にも今後広がってくれたらと勝手に期待。
▽…学生の地域志向向上を目的とした琉球大学の未来叶いプロジェクトで、学生らが「石垣島ラー油」の生みの親、辺銀夫妻の話に耳を傾けた。量産化をしなかった理由について、妻の愛理さんは「今くらいがベスト。いくらもうけるかではなく、自分たちがいかに幸せになるかが大事。これは島のおじいから教わった価値観」と話した。いかに幸せになるか。見失わないようにしたい基準だ。