石垣市・新時代の住まいづくり建築デザインコンペ(石垣市主催)の投票結果が1日発表され、㈱央設計の新城信元さん(28)=登野城=の「石垣島の自然と調和した住まい」が1位に輝いた。
コンペは「石垣島らしいライフスタイルを実現する家」をテーマに、市内の若手建築士ら8人が参加。2月21~28日の期間、WEB投票を実施した。
央設計に入社して1年目の新城さん。まだ建築士資格を持たないが、「自分の住みたい家をデザインした。勉強することはたくさんあるが、市民に評価されたことは自信になった。まずは2級建築士の資格を取得したい」と喜びを語った。
同社の下地勝明代表は新入社員の快挙に「一週間仕事を任せずに、コンペに集中してもらったかいがあった。若い人材を育てるためにも、市はこういうコンペをもっとやってほしい」と次回開催に期待を込めた。
コンペは登野城土地区画整理事業で、過小宅地や敷地形状の特異さから処分の進まない一般保留地をモデルに、建築デザインを市内の建築士らに呼び掛けた。保留地処分の促進が目的。
18日には、建築士らとともに登野城の一般保留地13カ所を巡るツアーを行う予定。9日までは市役所ロビーで作品展が開かれている。
問い合わせは市建設部都市建設課区画整理係(83-4207)。
コンペの結果は次の通り。
▽1位=新城信元(㈱央設計)▽2位=盛山正仁(野原建築設計事務所)▽3位=宮良高彰(㈲PLANtPLAN)