▽…県立高校の卒業式が1日、各校で一斉に行われ、455人が通い慣れた校舎を巣立った。八重農の卒業式後の激励会では、学級ごとに教職員や保護者らに感謝の気持ちを伝え、担任に花束を贈呈。花束を用意していなかった学級はくす玉の中に入っていた風船をプレゼントしたり、即興でラップを歌ったりして会場を沸かせた。花道を通り校門に集まった卒業生の表情は晴れやか。前途に幸多からんことを祈る。
▽…2018年春季火災予防運動が始まり、ことしもユーグレナモールで幼年消防クラブが消防車両を率いて防火パレードを行った。消防車両の通行障害になるような路上陳列販売の撤去を促すためのパレードでもある。いざ火急の事態となってから片づけていては、助かる命も助からないかもしれない。普段から販売モラルの順守を願いたい。
▽…昨秋からの修学旅行シーズンは3月で終盤を迎えている。減少していた来校数は増加傾向に好転。通年で入域客の平準化を求める観光業界は、落ち幅が著しい冬場の団体旅行に歓迎だ。最近はさらなる自然を求めて”都会”の石垣島から離島を宿泊拠点にする学校が増加。受け入れ態勢を整えて島の魅力を発信できれば客の取り込みは離島でも可能だ。学校が息の長いリピーターになってほしい。