第16回お魚まつり(石垣市漁業集落協定主催)が18日、八重山漁協セリ市場で行われ、大勢の市民や家族連れらが新鮮な地魚を買い求めて長い列をつくり、50㌔級のキハダマグロの解体ショーにはカメラを手にした黒山の人だかりができるなどにぎわいを見せた。
同まつりは、魚食普及や地産地消を目的に、八重山漁協の青年部と女性部が中心となって運営。離島漁業再生支援交付金を活用している。
同日午前10時の開始から、会場には八重山の近海魚や揚げたての天ぷら、婦人部が新たに考案したマグロ入り「ツナ・タコライス」などお目当ての商品を求める来場者の姿があった。
解体ショーでは、青年部員らが53㌔と50㌔の大物2本をおろし包丁で約20分かけて解体。同部員とのじゃんけんの勝者には、マグロ一切れが次々と無料配布された。
このほか、シマイセエビやナマコ、ハリセンボンなどとじかに触れ合える「タッチプール」や、ゆでたソデイカの無料配布、ゴールを決めると1500円相当のミーバイ1匹がもらえる「ミーバイ・ストラックアウト」も盛り上がりを見せた。
家族とともに初めてまつりに参加した、八島小3年の呉屋梨音菜さん(9)は「(ゲームで)魚をゲットできて、うれしかった。刺し身を食べるのが好き」と喜んだ。