八重山農林高校(本村博之校長)の教師9人と2年生2人が12月2日から7日までの6日間、台湾で交流研修を行う。
教育関係者が相互に交流する県のエデュケーショナル・ツーリズム推進事業の一環。県内から5校が選ばれており、八重山からは同校と八重山商工高校が台湾を訪問する。同校が台湾で交流研修を行うのは初めて。
同校は昨年、台湾の国立花蓮高級農業職業高校の関係者と交流する機会があり、同事業への応募を考えたという。姉妹校締結も視野に入れている。
一行は国立花蓮高級農業職業高校や台北教育大学を訪問し、授業見学や学生とのランチミーティングを行うほか、花蓮地区の農業視察や、観光地の見学なども行う。
研修に参加する上江洲安志生徒会長は「どういう農業や授業をしているのかを見てきて、みんなに知らせたい」、加藤亮副会長は「八重山の踊りを披露する予定で、台湾の文化を学ぶとともに、八重山の文化も伝えてきたい」とそれぞれ抱負。
一緒に同行する本村校長は「来年は修学旅行も予定している。視察もしながら、ゆくゆくはグローバル化に対応できる人材育成ができればと考えている」と意欲を語った。2人には同校と同校卒業生で組織するみずほ会から派遣費として助成金が贈られた。