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「対話で創る島づくり」と決意 石垣市長選

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「対話で創る島づくりを実践する」と決意を表明する砂川利勝氏(中央)=24日午前、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

 3月11日投開票の石垣市長選で、自民党県議の砂川利勝氏(54)は24日、石垣市内のホテルで会見し、「選挙に勝利し、対話で創る島づくりを実践していきたい」と決意を述べ、正式に出馬を表明した。平得大俣への陸上自衛隊配備計画の白紙、新市役所庁舎設計の見直し、島の均衡ある発展ーを三つの柱に掲げ、陸自配備計画では住民の合意が得られる場所に変更する考えを明らかにした。2月4日の事務所開き前後に、三つの柱を基本にした政策を発表する。

 砂川氏は「出る出ないといろいろあったが、私はここで出馬を表明し、戦っていきたい」と明言。三つの柱と「対話で創る島づくり」のキャッチフレーズを掲げた。

 平得大俣への陸自配備では「住民合意が得られていない。島のシンボルである於茂登岳のふもとは聖地。水の神があり、まつりごとがある。ここに持ってくるのはいかがなものか。白紙に戻し、住民合意の得られる場所に移動したい」と強調した。住民の合意が得られる候補地を探し、防衛省に提案する考え。

 新庁舎建設では「建設費が70~80億と言われているが、5万人規模の庁舎としてはいかがなものか。身の丈にあった庁舎にすべきだ。将来のランニングコストを考えると、今の財政の中では厳しい。地元業者が建設し、市民サービスを与える拠点にしたい」と述べ、建設費の圧縮と地元業者の受注機会を確保する観点から見直す意向を示した。

 均衡ある発展では「北部、西部まで均衡のある発展がされているか疑問がある。限界集落に近い地域もある。その復活こそが石垣島全体の大きな発展につながる。政治、行政は島全体の発展のためにある」とした。 

 友利健一後援会長は「市民が真に求める石垣市の扉が開かれることを期待する」と支援を呼び掛けた。会見後、砂川氏は八重山タクシー協会(伊良皆高司会長)から推薦状を受けた。

 

 砂川利勝(すながわ・としかつ)氏

 1963年9月28日生まれ。桃里(星野)出身。中部大学卒。2002年に市議補欠選初当選して以降、4期連続当選。12年に県議選初当選し現在2期目。自民党八重山支部連合支部長、石垣葉たばこ生産組合振興会長、県葉たばこ耕作組合長、全国たばこ耕作組合中央会理事。


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