郡内小学校の卒業式シーズンは20日にピークを迎え、この日だけで特別支援学校を含む22小学校で合わせて561人が中学校での飛躍を誓い、在校生や保護者らの祝福を受けながら6年間通った学びやを巣立った。
この日は石垣市の小学校15校、竹富町4校、与那国町3校で卒業式があり、市で525人、竹富町で20人、与那国町で16人が卒業した。
このうち、新川小学校(漢那憲吉校長)の卒業式は午前9時から体育館で行われた。67人の卒業生は漢那校長から一人一人卒業証書を受け取り、保護者や学校関係者から温かい拍手が起きた。
漢那校長は「卒業証書は皆さんが6年間で大きく成長した証。中学ではチャンスをものにし、自分の夢をつかんでほしい」と式辞。
上間喜仁PTA会長は「4月からは中学生となり、新しい生活が始まる。頑張る気持ちを忘れないでほしい。PTAも皆さんを応援します」と激励した。
卒業生の保護者代表あいさつで丸山敦さんは「中学では、仲間も増え、部活や勉強も厳しさを増すが、一人で悩まず何でも相談してほしい」と話した。
在校生は「素晴らしい中学生として、未来に向けて羽ばたいてください」と、卒業生に贈る言葉を述べ、全員で歌を披露した。
卒業生は保護者や学校関係者、在校生に向け「私たちの新しい門出を祝福してください。これからの私たちを見守って下さい」と呼び掛けた。
卒業生は式が終了した後、在校生が作る花道を通って退場。互いの卒業を涙を流して祝う姿も見られた。