八重山地区老人クラブ連合会(東田盛正会長)主催の第35回八重山地区老人芸能大会が28日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、郡内各地から15団体・143人が出演。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、はつらつとした多彩な踊りに盛んな拍手が送られた。
大会は、老人クラブ活動を通して培った地域色豊かな郷土芸能などの発表を通して、生きがいと健康で活力ある長寿社会づくりに寄与するのが目的。
舞台は八老連役員による舞踊「赤馬節」で幕開け。各単位老人クラブが伝統舞踊や創作ダンス、独唱などを次々と披露。色鮮やかな衣装に身を包んだ若々しい踊りは会場を沸かせた。
このうち、2年ぶりに出演した竹富老人クラブ(野原富子さんら5人)は「やりく節」を披露。12月18日に豊見城市で開催される県老人芸能大会に出場する与那国町老人クラブ連合会(崎原一子さんら7人)は独特な「ちいでいん口節」と「しゅら節」を踊った。真栄里老人クラブ若竹会(東迎明美さんら11人)は老人クラブの学習会で習得した台湾アミ族のダンス「迎賓舞」を披露し、客席から盛んな拍手を浴びた。