八重山特別支援学校や石垣市内の小中学校の特別支援学級でプログラミングの基礎的な学習を行ってきた児童生徒12人を対象にした公開講座が23日午後、八重山商工高校であり、同校情報技術科の1、2年生12人が指導した。
総務省が行っている障がいのある児童生徒を対象としたプログラミング教育実証事業の一環。
基礎的な学習は大浜中学校、平真小学校、八重山特別支援学校の3校で10月から行われ、この日は平真小から2人、八重山特別支援学校から高等部1、2年生10人が参加した。
講座では、プログラミングが可能な小さなコンピューター「マイクロビット」の基本操作の確認を行った後、プログラムしたマイクロビットを接続して車を走らせたり、車にペンを取り付けて絵を描いたりした。
八重山特別支援学校高等部2年の川平樹奈さん(17)は「八商工の生徒は教え方が上手で分かりやすかった。最後まで自分の思うようにプログラミングができた。来年も車のプログラムを作りたい」と感想。
川平さんをサポートした同科1年の長浜咲希さん(16)は「機器トラブルに見舞われたが、(川平さんは)最終的に自分で工夫して問題を解決し、車を走らせることができた。もっと分かりやすくアドバイスできるように頑張りたい」と語った。