「飲酒運転は 絶対だめだよ! わかるよね」をスローガンに、2017年度年末年始の交通安全県民運動が21日から始まった。18年1月4日まで。21日夕、石垣市役所玄関前ピロティで多くの関係機関や団体の代表らが参加して同運動と総合警戒の出発式(石垣市交通安全推進協議会主催)を行い、年末年始の交通事故防止に決意を新たにした。運動期間中は▽飲酒運転の根絶▽子供と高齢者の交通事故防止▽二輪車の交通事故防止ーの3点に重点的に取り組む。
出発式で同協議会会長の中山義隆市長は「飲酒運転の責任の重大さを伝え、市民の意識改革、広報啓発を進めるとともに、防犯灯300台、防犯カメラ30台を年度内に設置し、安全なまちづくりを推進する」とあいさつ。
八重山署の与那嶺一文署長は「年末は深酒や超勤の疲れにより事件事故が増加する傾向にあるが、一層防止に努める」と決意。
市役所職員らが▽飲酒運転をしない▽歩行者にやさしい運転を心がける▽時間に余裕を持って行動する▽できる時にできる事から、ちゅらさん運動ーと決意表明した。
拳秀館上地道場の門下生ら17人が、空手の演武を披露し、「飲酒運転だめよ」「路上寝込みだめよ」と書かれた板を割った。
出発式後、参加者らは美崎町を巡回し、飲酒運転根絶を呼び掛けるチラシを配った。
同署によると、管内の人身事故は、12月15日時点で83件と前年同期を13件下回っているが、物件事故は11月末時点で前年を124件上回る1665件発生。このうち、レンタカー事故が36%を占めている。