石垣市白保集落北側の東海岸沿いでのリゾートホテル建設計画に反対している白保リゾートホテル問題連絡協議会(新里昌央会長)は21日午後、しらほサンゴ村で会見し、㈱石垣島白保ホテル&リゾーツが石垣市に申請した同ホテルの開発許可申請で市の審査に「瑕疵(かし)がある」として18日に、市に公開質問の回答および審査やり直しを要請したこと明らかにした。
同協議会では県に対し申請不許可処分の要請も行っている。市は取材に「現在、精査中のため詳細は話せない」としている。
協議会は会見で、市に自然環境、景観および市民生活環境の事前指導に必要な事項を定め、保全・災害の防止等の指導を行う「石垣市開発事業事前指導要綱」の審査基準に満たしていない項目があると指摘。
指摘項目は▽進入路が2カ所必要だが1カ所しか確保されていない▽海域に流れた汚水などにより、影響をうける恐れのある利害関係者の同意が得られていないーなど。
各質問の回答については、来年1月15日までに文書で説明しながら行うよう求めている。
市は、事業者からの開発許可申請を市の条例に基づき審査し、11月6日に県へ申請書を届け出ている。