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中国駐日大使ら招聘へ 石垣市議会一般質問

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 12月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は14日、宮良操、砥板芳行、大石行英、我喜屋隆次の4氏が一般質問を行った。大石氏が、来年12月10日の世界平和の鐘設置30周年事業に中国の駐日大使らを招聘(しょうへい)するよう強く訴え、中山義隆市長は「中国は前回(設置時の式典に)、参加していないので、今回は参加のお願いに行きたい」と応じた。

 大石氏は「自衛隊配備問題で分断と対立の溝が深まっている。市長の政治課題はこの不幸に終止符を打つことだ。立ち向かう勇気はあるか」と述べ、来年の世界平和の鐘設置30周年と日中友好平和条約締結40周年など平和交流の取り組みをただした。

 前底部長は「新年度で専門部署の設置を調整しており、新年度で取り組んでいく話をしている。国際交流員を配置し、平和交流・異文化交流に取り組みたい」と答弁した。

 旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求めた市文化財審議会の建議書が教育委員会定例会で不採択となった件で、宮良氏は不採択に至る市教委の対応を疑問視、「アクセス道路工事を優先した結論ありきの対応。文化財行政の汚点を残す」と危機感をあらわにした。

 石垣安志教育長は「建議書を尊重して慎重に調査してきたが、議員の指摘を真摯(しんし)に受け止め対応していきたい」と答弁した。市教委によると、審議会が1972年に発足して以降、建議書が不採択となるのは初のケース。

 南ぬ浜町で来年春に暫定供用されるクルーズ船用岸壁への対応で課題となっている交通手段について、安里行雄建設部長は、市街地までの交通手段の一つとして有料のシャトルバスの運行を検討していることを明らかにした。砥板氏への答弁。

 答弁によると、国直轄の岸壁整備に伴い、市は雨よけ用の屋根付き歩道やエプロンルーフの設置、旅客ターミナルビルの整備などを計画。屋根付け歩道は本年度で設計を行い、次年度で整備する予定。ターミナルビルについて安里部長は「早期に整備できるよう民間活用など建設に向けて取り組む」と述べるにとどめた。

 砥板氏は、2本目の橋りょう整備を急ぐよう求め、安里部長は「国直轄事業として早期に事業化できるよう国、県に要請するなど取り組みたい」と答弁した。

 我喜屋氏の質問では、し尿処理場が11月24日から搬入を1日7台に制限していることが分かり、中山市長は「数年前に同じことがあった。市民に負担をかけ、おわびしたい。早急に対応させる」と述べた。

 答弁によると、長雨など天候の影響で天日乾燥床に汚泥を投入できず処理が追いつかない状況になっている。ビニールシートで覆うなどの対策をとるという。


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