全国各地にチャーター便を展開する㈱フジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡市)は27日、石垣と久米島を周遊するチャーター便の運航を開始、28日午後には静岡空港発着の初便が南ぬ島石垣空港に到着、約40人が訪れた。FDAによる石垣へのチャーター便は2013年以来で、連続便は初めて。八重山での連続チャーターは与那国に続き2カ所目。12月17日まで地方10都市から20便を運航する。来年2月にも石垣へのチャーターを計画している。
使用機材は同社が保有するエンブラエル社の旅客機(84席)。発着地は静岡、岡山、松本、松山、米子、広島、仙台、高知、福島、熊本。通常の旅行商品は各地で1泊する2泊3日だが、今回は石垣と竹富町の離島観光を盛り込んだ3泊4日。就航地の要望が多い石垣でFDAは、観光客の増加に伴う宿泊先の確保などの課題を解消して運航を実現した。
この日はチャーター便の初便に合わせて石垣市観光文化課と石垣市観光交流協会職員、ミス八重山星の砂の新嵩ひらりさんが横断幕を持って来島を歓迎した。
FDAチャーター事業部の山田潤副部長は「冬場のこの時期に人気が高い石垣に就航できて喜んでいる。課題も解消できたので継続したチャーターで新規客とリピーターを獲得したい」と期待した。
FDAは本年度、国内60カ所の空港に1300~1400便のチャーターを計画している。