4月の供用開始を前に、石垣市学校給食センター(宮良信世所長)は17日、機械を試運転させ、実際に提供する量を調理、配送するリハーサルを行った。給食が運ばれた市内の18小中学校では、「おいしい」「4月から楽しみ」などの声が聞かれた。一方、配送車の増加によりセンター内に残る職員の数が少なくなり、調理や洗浄などに影響が出たことが課題として挙がった。宮良所長は「何らかの対策を考えながら調整していきたい」と話している。
リハーサルでは、現センターで実施していたのと同様に、午前11時ごろの配送を目指し、午前8時45分ごろから調理を開始。職員は総勢24人で約4800食を調理し、午前11時20分ごろ、最初の給食を登野城小学校へ配送した。
献立は5品。これまでは調理できなかった丼ものとして牛丼が出たほか、すまし汁、大根のレモン漬け、マンゴープリン、牛乳が並んだ。
同センターは市街地から離れた立地となったことから、配送車を新たに3台購入し、5台体制で配送を行ったが、人員を取られ、調理や洗浄作業に遅れが出たことなどが課題に挙がった。宮良所長は「想定外のことが起こり、すべてに影響が及んでしまった。供用開始までに何らかの対策を考え、調整したい」と話している。