2017年度文化芸術による子どもの育成事業ー巡回公演事業ー(文化庁主催)のオーケストラ公演が16日午前、海星小学校(﨑山麻希校長、児童91人)で開かれ、国内外で活躍する東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(志田明子楽団長)の団員約70人が、迫力ある一流の演奏を披露した。鑑賞した児童や保護者らは、奏でられる音に魅了された。
同事業は、子どもたちが優れた舞台芸術を鑑賞し、子どもの発想力やコミュニケーション能力の育成、将来の芸術家育成につなげることを目的としている。
はじめに、児童らはワークショップで楽器紹介や活動内容の説明を受けた後、演奏を聴いた。
指揮者の佐々木新平氏が、児童3人に指揮者の体験をさせ、腕の振り方やリズムの速度などポイントをアドバイス。3人は、少し緊張しながらもタクトを振った。
演奏に合わせ児童らは、オーケストラ用にアレンジされた校歌を合唱。アンコールでは手拍子も沸き起こり、会場が一体となった。
指揮者体験をした薮田昌喜君(12)=6年=は「普段、合唱団でコーラスをしているが、指揮をするのは初めてで緊張した。楽団の演奏は、今まで聞いた中で一番心に響く素晴らしい音だった」と感動した様子。
公演は、15日に大浜小学校でも開催された。