第31回青年文化発表会(主催・石垣市青年団協議会、同実行委員会)が11日夜、石垣市民会館大ホールであり、郡内で活躍する8団体の総勢約150人が日ごろの文化活動の成果を披露した。会場には大勢の市民が訪れ、青年たちの若さあふれる創作ダンスや舞踊、エイサー、棒術など多彩な演目を堪能した。
舞台は2部構成で行われ、第1部は大浜の「大浜口説」で幕開け。友情出演の西表島東部青年会連合は、イノシシ被害に困っている夫婦がわなをしかけて捕らえる「ウムザー狂言」を身ぶり手ぶりのみの無言劇で繰り広げ、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
いしゃなぎらの「まみどーま」「いにしり節」、白保の「東ぬ渡から」、宮良の棒術や創作ダンス、双葉のエイサー、登野城の狂言などが続いた。
最後を飾った平得の獅子舞は、獅子がくす玉を口で引っ張って割り、ことしのテーマ「青年の想(うむ)い、いつまでも」の紙が出されると、会場から大きな拍手が送られた。
大浜と宮良は2演目を披露して舞台を盛り上げた。
冒頭、同協議会の成底広和会長は「青年たちが若い力で最高の舞台をする。ぜひ最後まで楽しんでほしい」とあいさつした。