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12月4日に操業開始 石垣島製糖

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今期の製糖計画などを確認する原料委員ら=8日午後、石垣島製糖

 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は8日、構内で原料委員会を開き、今期(2017/18年)の操業を12月4日に開始すると報告した。収穫面積の拡大などで生産量が前期の7万7012㌧から19・2%増の9万1815㌧と見込まれることから、前期の1月6日から1カ月早くなった。松林社長は「今後についても製糖開始は12月、年内操業を原則とする」との考えを示した。製糖終了は4月22日を予定している。郡内各製糖工場によると、西表糖業は12月7日、JAおきなわ与那国支店製糖工場は12月中旬を予定。JAおきなわ小浜製糖、波照間製糖はまだ決まっていない。

 石糖の製糖計画によると、収穫面積は1435㌶(夏植え725㌶、春植え151㌶、株出し558㌶)と前期から30・3%(334㌶)拡大。10㌃当たりの収量(反収)を6・399㌧と見込み、生産予想量は9万1815㌧。各作型とも面積が拡大し、夏植えは40%(210㌶)も増加している。

 今期のサトウキビは▽前年9月以降の天候不順による発芽の遅れ▽ワタアブラムシの大量発生▽6ー8月の少雨傾向▽2度の台風接近|など阻害要因もあったが、おおむね良好な条件に恵まれて順調に回復。反収は前期に及ばないものの、平年値を上回る良好な作柄が見込まれている。

 収穫はハーベスターによる機械刈りの比率が年々増えており、今期は85%を見込む。前期は78・3%だった。石垣市農業開発組合所有の17台、JA所有の6台の計23台が1220㌶で7万8043㌧の収穫を計画している。

 松林社長は「今期は収穫面積も増え、生育も順調に進んでいる。機械刈りの比率が増加しているなか、ハーベスターの稼働が問題なく行えるよう準備もしてきた。工場の整備もトラブルが発生しないよう計画通りに進めてきた。来年4月には良い年であったと皆で言えるように頑張っていきたい。皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。


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