灯台絵画コンテスト2017(公益社団法人燈光会主催、海上保安庁後援)の第11管区海上保安本部長賞に、小学生低学年の部・福里圭乃姫(かのこ)さん(8)=平真小3年=と同高学年の部・喜納かなんさん(11)=同5年=が選ばれた。8日午前、同校で遠山純司石垣海上保安部長が2人に表彰状を伝達した。同コンテストは149周年灯台記念日関連行事の一環。
福里さんの作品タイトルは「平久保灯台」。平久保崎灯台をクレヨンで下書きし、ちぎった折り紙を貼り付けた。他とは違う作品に仕上げたかったそうで「灯台の白色に気をつけて、空と海の青色を使い分けた」とこだわりを話した。
喜納さんの作品タイトルは「見晴らしいいな!」。夏休みに家族と鳩間島でキャンプをした際に、鳩間中森の物見台から見た景色を絵にした。そこから見える鳩間島灯台や西表島の島影、海上に浮かぶヨットを描いている。
また、灯台の影部分は、クレヨンを指につけて擦り表現したという。
ヨットが好きだと話す喜納さんは「海がきれいで、そこから見る景色はとても広かった。ヨットと雲にもこだわった」と感想を話した。
遠山部長はあいさつで「灯台はきれいなだけではなく、沖を航行する船の道しるべとなり、大きな役割を果たしている」と海の安全になくてはならないことを伝えた。
本コンテストは、全国の小中学校に通う児童・生徒を対象に、灯台のある風景をテーマに作品を公募している。今回、全国から774点、県内117点の応募があった。