石垣市制施行70周年第53回石垣島まつり2017(同実行委員会主催)は5日、新川小学校前~市役所前のコースで市民大パレードを行った。37団体から約2000人が参加し、この日のために準備してきたパフォーマンスを披露した。沿道には多くの市民や観光客らが繰り出し、特徴を生かした各団体の演技を楽しんだ。石垣第二中マーチングバンド部(川満凜部長)がベストパフォーマンス賞、郷土芸能部(岸本沙羅部長)とカラーガード部(今村紫音部長)のコラボで参加した八重山高校がパフォーマンス賞に選ばれた。
パレードは午前11時にスタート。先頭にガレッジセールのゴリと川田さん、親善都市も加わり、節目のパレードを盛り上げた。
一般団体では「ブルゾンちえみ」のダンスが登場、沿道を沸かせた。宮城姉妹の本場のサンバには目を丸くする市民も。アニメの人気キャラクターに子どもたちは大喜びだった。パレード参加者からお菓子のプレゼントもあり、沿道から声援が送られるなど、双方に笑顔が広がった。
パレードコンテストは今回、沿道の住民の投票で入賞を決める方法となり、総数1438票のうち石垣第二中マーチングバンドが160票、八重高が144票を獲得、新栄公園の特設舞台で表彰された。
石垣第二の川満部長(3年)は「見ている人に楽しさが伝わるように心掛けた」と満足げ。八重高郷芸の岸本部長は「派手な衣装で恥ずかしかったが、楽しかった。後輩には1位を」、カラーガード部の今村部長は「沿道からたくさんの声援を受け、楽しく踊ることができた」と話した。
この日の舞台では一般公募6団体、県警音楽隊、岡崎市のグレード家康公「葵」武将隊、稚内海峡太鼓保存会、RYOEI、THE SAKISHIMA meetingなどのショーやライブ演奏があった。セレモニーでは岡崎市、稚内市、北上市、犬山市、蘇澳鎮の関係者が紹介され、市制施行70周年を祝して会場とともに乾杯、今後の交流発展を願った。
フィナーレを飾る打ち上げ花火では岡崎市が協賛。350発が夜空を彩ると、会場からは歓声が上がった。