石垣島まつりに参加する石垣市の姉妹都市、台湾宜蘭県蘇澳鎮(スオウチン)から蘇澳鎮公所の陳金麟(チン・キンリン)鎮長ら53人が3日午後、来島した。南ぬ島石垣空港国際線ターミナルビルで、石垣市職員や八重山青年会議所の会員らが横断幕で歓迎した。
陳鎮長らはこの日、花蓮空港からファーイースタン航空(遠東航空)のチャーター便で石垣入りした。同航空会社の乗り入れは初めて。
市と蘇澳鎮は1995年9月11日に姉妹都市を締結。経済や教育など幅広い分野で交流を行い、今年の石垣島まつりでは出展ブースで蘇澳鎮の観光や物産を紹介する。
一行には観光や経済、農業、教育関係者も同行。観光客が増加している石垣島で産業動向を3泊4日の日程で視察する。
歓迎セレモニーで漢那政弘副市長は「石垣島まつりを通して市民交流を拡大してほしい」と期待。来島3度目の陳鎮長は「経済や市民交流を加速させ、互いの産業分野で何ができるか可能性を探りたい」と喜んだ。