▽…石垣市甘しょ生産組合の組合員数が増加している。３月の設立時から２倍以上の54人。「沖夢紫」は菓子の原料として優れているが、現状の供給量では需要に追いつかないという課題がある。このため、組合は、組合員をさらに増やして栽培面積の拡大を目指している。大城智芳事務局長は「組合員の新規募集中」とＰＲ。
▽…沖縄振興開発金融公庫八重山支店の本年度上半期融資実績が過去２番目の34億９３００万円に上った。好調な観光が設備、運転資金の融資を後押し。南ぬ島石垣空港の開港効果で入域観光客数が飛躍的に伸びた。観光客の取り込みを狙い各産業に波及している投資の動きは依然として活発。融資の動きは地域の元気指数にもなるが、足かせとなっている人手不足には頭を悩ますばかりだ。
▽…宮古島市平良出身の歌手・下地勇氏のライブが市民会館で開かれた。流ちょうな宮古方言を駆使した宮古ネタのトークに会場は絶えず忍び笑いや爆笑に沸いたが、やはり特筆すべきはその音楽。宮古方言独特の発音が外国語のように響き、ボサノバやレゲエなどの曲調と絶妙にマッチする面白さ。表現技術の幅広い引き出しと正確な滑舌があるからこそ成立するイサムワールドに圧倒された。