第30回マーチングインオキナワ2017(日本マーチングバンド協会沖縄支部、日本バトン協会沖縄支部主催)が29日、沖縄コンベンションセンターで開催され、八重山高校カラーガード部が金賞を受賞し、1月に千葉県の幕張メッセで開催される全国大会への8年連続出場を決めた。石垣第二中学校吹奏楽・マーチングバンド部と平真小マーチングバンドレインボーも金賞を受賞したが、全国大会出場には届かなかった。
八重高|は30日午後凱旋(がいせん)し、南ぬ島石垣空港で保護者らから祝福を受けた。到着ロビーで行われた報告会で今村紫音(しおん)部長は「大会では2位となり、目標としていた県1位を取ることができず悔しい気持ちでいっぱいだが、本番は一人一人が楽しんで演技できた」とあいさつ。
同部唯一の3年生、金城和香さんは「見せ場でしっかり決めることができなかったが、演技を楽しむことができた。全国ではこれまでの経験を生かして、日本一を取りたい」と意気込みを語った。
カラーガード部門には一般のチームも出場しており、八重高は優勝した一般チームとは1点差。外部指導者の内原華衣さんは「1年生のほとんどは高校から始めたばかりなのに、一般チーム相手によくやってくれた。感動した」と生徒たちの演技をたたえた。
惜しくも全国出場を逃した平真小マーチングバンドレインボーの光明咲絵(さえ)部長は「台風で大会が行われるか心配だったが、予定通りできてよかった。全国に出場できないのはくやしいが、小学生最後となる2月の定期演奏会は、みんなと楽しく演技したい」と話した。