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合格者77人が堂々熱唱 八重山古典民謡コンクール発表会

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第43回八重山古典民謡コンクール発表会で、「鷲ぬ鳥節」を熱唱する合格者たち=21日夕、市民会館大ホール

 第43回八重山古典民謡コンクール発表会(八重山毎日新聞社主催)が21日夕、石垣市民会館大ホールであり、6月の審査を突破して栄冠を手にした合格者77人が斉唱や独唱を堂々と歌い上げ、日ごろの稽古の成果を発揮した。年々裾野を広げている同コンクールには、ことし193人が受験し、奨励普及賞に10人、新人賞に43人、優秀賞に20人、最優秀賞に4人の計77人が合格。会場には大勢の市民が訪れ、合格者の熱唱と繰り広げられる舞踊など多彩な演目に盛んな拍手を送った。

 同コンクールは正確な八重山古典民謡の伝承と普及を図り、卓越した新進歌い手の発掘と後進を育成することが目的。

 発表会は2部構成で行われ、第1部は「鷲ぬ鳥節」、第2部は「赤馬節」で開幕。

 奨励普及賞合格者は「繁昌節」「とぅまた節」を会場いっぱいに響かせ、選抜者2人は「月ぬかいしゃー節」を若々しい歌声で披露した。

 新人賞合格者は「鳩間節」を斉唱。選抜者4人は「千鳥節」「安里屋節」を伸びやかに歌い上げた。

 優秀賞合格者は「大浦越路節」で声を合わせ、選抜者4人が「古見ぬ浦節」「小浜節」を情感豊かに歌った。

 最優秀賞合格者は「越城節」「前ぬ渡節」で熟練の歌声を聞かせた後、一人ずつ独唱で「仲筋ぬぬべーま節」「崎山節」「しょんかねー節」「月ぬまぷぃろーま節」を熱唱、ひときわ大きな拍手が送られた。

 中・高校生の地謡に合わせて「山入らば節」「白保節」の舞踊を繰り広げた光扇会黒石高子八重山民俗舞踊研究所など6カ所の舞踊研究所、10カ所の箏曲研究所、2カ所の太鼓道場、笛7人が協力、舞台に花を添えた。

 発表会に先立ち午後5時30分から同ホールで表彰式があり、本社の黒島安隆社長から合格者に賞状と盾が贈られた。


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