【那覇】第48回衆院選は22日の投開票に向け、前職2人の事実上の一騎打ちとなる11市町村で構成する沖縄4区では前職の仲里利信氏(80)=無所属=、前職の西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=と新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党=は21日、沖縄本島南部を遊説し最後の訴えを行った後、打ち上げ式を行う。竹富町では、同日、町内8カ所の会場で午前7時から午後6時まで繰り上げ投票が実施される。台風21号が接近した場合、悪天候が予想されるため県選管では21日までの期日前投票の利用を呼び掛けている。(2面に関連)
各陣営は20日、本島南部などで遊説や企業回りを行い公約などを訴え、無党派層や浮動票の獲得に奔走。各候補は石垣島への自衛隊配備や米軍普天間基地の名護市辺野古への移設など安全保障分野を最大の争点に本島南部を回り、最後の追い込みに声をからした。
仲里氏は、翁長雄志県知事ともに南風原町などを回り遊説。「公約をしっかり守る」などと述べ、支持を訴えた。
西銘氏は、糸満市まで足を伸ばし、練り歩きや企業訪問などで「国政で仕事ができるのは私だ」と支持者と握手をしながら訴えた。
打ち上げ式は、仲里陣営が南風原町兼城交差点で午後5時から、西銘陣営が同津嘉山南交差点で同7時から、富川陣営が豊見城市上田交差点で同5時からそれぞれ行う。
石垣市では仲里陣営が午後6時から登野城の選対事務所、西銘陣営が午後5時半から730交差点、富川陣営が午後5時半から真栄里北交差点でそれぞれ打ち上げ式を行う。