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Channel: 八重山毎日新聞社
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事故原因が究明されるまで飛行の停止を」。…

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 「事故原因が究明されるまで飛行の停止を」。政府や県の要求は一顧だにされず、無視された。ここはどこの国なのか▼在沖米軍は18日、東村高江の民間地で炎上事故を起こした普天間基地所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの同型機の飛行を再開した▼在沖米軍トップは「日本に配備された米海兵隊の航空機全てが安全に飛行すると確約する。CH53Eは信頼できる機材」と説明しただけ。事故原因の詳細も明らかにしていない▼9月29日に新石垣空港に緊急着陸したオスプレイのときもそう。着陸直後にオイル漏れを現場の記者も確認していたが、これを認めたのは10月4日に離陸し、普天間基地に帰還した後だった▼しかも「片方のエンジンの潤滑システムの問題」との説明だけ。右側のエンジンなのに。これも言わない。防衛局も米側からの説明内容として流しただけ。積極的に情報を入手して公表するという姿勢はなかった。中山義隆市長が「情報開示の遅れ」を強く指摘し、不快感を示すのも至極当然▼今回の事故でも、民間地なのに県警は捜査ができない。またも日米地位協定が壁に。誰が考えてもおかしい。ここは植民地か。米国との関係はこれでいいのか。衆院選は22日の投開票まで残りわずかだが、国家のありようも問われるべきだ。(比嘉盛友)


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