石垣市は5日、全国のファミリーマートなどのコンビニエンスストアで住民票など各種証明書を取得できるコンビニ交付サービスを始めた。沖縄ファミリーマート石垣八重高店で午前10時から開始セレモニーを行い、中山義隆市長が利用を呼び掛けた。
コンビニに設置されているキヨスク端末(マルチコピー機)から各種証明書を取得できる自動交付サービス。市は富士ゼロックスシステムサービス(株)と業務委託契約を結んでおり、同社はシステムの運用管理から災害時の緊急対応などを遠隔地のデータセンターで行うクラウド方式を採用。
中山市長は「市に本籍を有する市外住民はこれまで郵送で戸籍や付票の写しを取り寄せていたが、本籍地証明書交付サービス導入に伴い最寄りのコンビニで取得が可能となる」とPR。コンビニ交付を利用するにはマイナンバーカードが必要となるため、「市民には積極的に取得してもらいたい」と述べた。同社の勝丸泰志代表取締役社長もあいさつした。
関係者でテープカットを行い、中山市長はマイナンバーカードを利用して住民票を取得するデモンストレーションを行った。
コンビニ交付の利用は午前6時半から午後11時。取得できる証明書は住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍の付票の写し、所得証明書、課税証明書、所得課税証明書、戸籍謄抄本。手数料は市役所で取得する場合と同額。