【那覇】21日に開幕する第86回選抜高校野球大会(主催・日本高等学校野球連盟、毎日新聞社)に、沖縄から沖縄尚学高校(2年連続6度目)と美里工業高校(初)が出場する。沖尚から石垣市出身の安里健選手(2年)、美里工からは砂川隆之佑選手(1年)と西里翔選手(2年)が晴れの大舞台に挑む。甲子園出場を目標に沖縄本島の高校に進学し、夢をかなえた3選手を紹介する。
美里工業高校野球部の砂川隆之佑選手(1年)は、隆治さん(46)、尚子さん(44)夫婦の長男。
野球部で一塁手としてプレー。神谷嘉宗監督は「クリーンアップを打ちそうな力を持っている」と評価する。砂川選手は「チャンスにヒットが打てるよう、みんなの期待に応えるプレーをしたい」と決意をみせる。
西里翔選手(2年)は、秀行さん(44)、園子さん(45)夫婦の次男。二塁手を務め、神谷監督は「先発メンバーに入れるように頑張っている」と期待している。西里選手は「全国の選手を相手に、気持ちで負けない全力プレーでチームに貢献したい」と述べ、初の大舞台を見据える。
甲子園出場を夢見て同校に進学した2人は「たくさんの方々にお世話になっている。感謝の気持ちで成長した姿をみせたい」と口をそろえた。
神谷監督は「2人とも夢を持って頑張っている。八重山から温かい応援をお願いしたい。積極的なプレーで、まずは初戦突破で勢いをつけたい」と抱負を述べた。
【砂川隆之佑選手】
▽石垣中出身、170㌢、70㌔。右投げ右打ち。
【西里翔選手】
▽石垣第二中出身、169㌢、66㌔。右投げ左打ち。