【竹富】竹富小中学校(前上里徹校長)は12日午後に同校体育館で卒業式を開き、保護者や地域住民が児童5人と生徒6人の門出を祝った。小学生は、入学時に2人だった児童が増えて、にぎやかな式になった。中学生は、13日の高校入学試験発表で全員合格の朗報も届き、島は祝福ムードに包まれた。
小学校を卒業したのは、石垣長秀くん、石垣佑佳子さん、内盛朱里さん、狩俣未来さん、三浦良太くんの5人。中学校を巣立つのは、内盛美咲さん、内盛実奈さん、新城優妃さん、仲盛恵理香さん、前本とわさん、吉澤乃愛さんの6人。小学校入学から9年間をともに過ごしてきた。
会場は、デイゴで飾られ、式で前上里校長が「人との出会いを大切に。温かく声を掛け合うのが真の友達で宝物と言える。大きな志を抱き、思いやりのある心を持って、着実な人生を歩んでほしい」と式辞を述べた。
続いて、内盛正聖教育委員、大山榮一公民館長、内盛正亀PTA会長、慶田盛安三教育長が祝辞を贈り、児童生徒が述べる贈る言葉と旅立ちの言葉では、涙で声に詰まる場面もみられた。
謝辞を述べた卒業生保護者代表の宮城桃さんは、教諭と地域住民に感謝しながら「楽しく輝いている時間が過ぎ去るのは早いが、経験したことや友情は一生の宝物として残る。経験をもとにしてさらに大きく成長してほしい」激励した。