「わたしたちは わすれない」―。東日本大震災から3年が経過した3月11日午後、石垣市(中山義隆市長)は新栄公園内の世界平和の鐘鐘楼で「東日本大震災犠牲者追悼式・復興祈念式」を行った。市民ら約250人が参列し、平和の鐘を打ち鳴らした後、石垣島愛鳩クラブが大空に放った100羽以上のハトと300個の風船に復興への願いを託した。
式では地震が発生した午後2時46分に合わせて黙とう。
共催した世界平和の鐘の会沖縄県支部(大濵博文支部長)や石垣・岩手かけはし交流協会(高木健会長)の会員らも出席。石垣混声合唱団やまいふなー保育園、ひまわり幼稚園、こどもの家保育園の園児らが被災者の支援や被災地の復興を応援するチャリティーソング「花は咲く」を合唱した。
中山市長は「被災地では、被災者の皆さんが悲しみや苦しみを乗り越えて復興のために力強くまい進している。だが、いまだに避難生活を強いられている多くの人もいることを忘れてはいけない」と、支援の継続を呼びかけた。