1978年7月30日、県内一斉に車両の通行が右側から本土と同じ左側に変更されたことを記念し石垣市美崎町の交差点に建立された「730記念碑」のペンキの塗り替えが30日午後、行われた。
記念碑のマークをデザインし、10年あまり前から塗り替えを行っている宮良永重さん(72)=宮良=と孫4人が、薄くなった730の数字やマークなどを赤・青・白色のペンキで塗り直した。また、同碑が設置されている730シィーシィーパーク内の除草もした。
石垣市は近年、観光客が増え、レンタカーによる事故が多発。「交通事故が無くなり、(観光客が)安全に帰ってほしい」(宮良さん)との思いから毎年、記念碑をお色直ししており、今後も継続したいという。
この場所は、観光スポットとして記念碑をバックに写真を撮る観光客も多く「奇麗な状態を保ちたい」と話す。
参加した孫の北井一輝君(10)は「7月30日は、車の進む方向が変わった日だと聞いた。交通事故が無くなるようにと願いを込めペンキを塗った」と感想を話した。