石垣市制施行70周年記念事業「島人カーニバル(同実行委員会主催)」が15日、新栄公園で開幕した。2日間にわたり、国内外で活躍する島出身のアーティストが「音楽の都」としての魅力を発信する。初日は新良幸人&サンデー、トレモノ、八重山民俗舞踊保存会ら10組のアーティストや団体が出演し、詰め掛けた観客延べ5000人(主催者発表)と70周年を祝った。
カーニバルは午前11時にスタート。この日の石垣島の最高気温はことし最高の33・5度を記録した。出演者は多彩なジャンルの音楽で観客を沸かせ、会場も次第に熱気に包まれた。夏川りみさんのステージで盛り上がりは最高潮に達した。
友人と手作りの横断幕を広げ、うちわを振ってカワミツサヤカさんに声援を送っていた東與那覇香奈さん(33)=新川=は「同級生みんなでサヤカの歌声を聴きに来た。中学校の先輩の石垣優さんの歌も楽しみ。出演者が豪華なので、毎年開催してほしい」と要望。
札幌市から島の音楽好き5人で参加した名嘉元竜二さん(42)は「初めて聴いたアーティストも素晴らしく、石垣は音楽の島だと再確認した。一番の推しは、八重山モンキーのyoshitoo」とうれしそう。
会場には22の出店があり、琉球華僑総会八重山支部のブースでは、台湾チキンやちまき、ビーフンが人気を集めた。公園に隣接するウォータースライダー&プールエリアでは、子どもらの歓声が響いていた。
16日は大久哲弘さんやBEGINら10組が出演する。「昔馬車道コーナー」では市内小中学校の子どもらがパフォーマンスを披露する。