八重山署(小禄重信署長)は3日夕、自主防犯ボランティア団体11団体など青色回転灯を取り付けた車両を集めてパトロールを行った。安心安全な地域社会の実現を目指して毎月3日に展開している「ちゅらさん運動」の10周年にちなみ、県内で一斉に実施された。
同署管内の刑法犯認知件数は2003年の1081件を最高に年々減少しており、13年は365件でピーク時より66.2%減少した。
出発式で小禄署長は「地域の安全は地域からをモットーに、自主防災ボランティア47団体2045人とともに取り組んでいる。今後も犯罪の起きにくいまちづくりを推進していきたい」とあいさつ。
八重山地区防犯協会の平良栄一会長は「ちゅらさん運動が大きな成果を挙げている。関係機関と横の連携を強化し、これまで以上に運動に尽力したい」と述べた。
登野城小学校PTAの小池淳一さんが「より安全な地域づくりを目指す」と決意表明した後、パトカーを先頭に、青色回転灯車両でパトロールに出発した。