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山本大臣が与那国視察 ジェット機就航など要請

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久部良漁港を視察し、カジキ輸送について説明を受ける山本沖縄北方担当大臣(中央)=2日午前、久部良漁港

 【与那国】山本一太沖縄北方対策担当相が2日、大臣就任後初めて与那国町を訪問。風力発電施設や長命草加工処理施設、町立与那国診療所などを視察したほか、外間守吉町長から与那国石垣路線のジェット機就航や祖納港整備など4項目の要請を受けた。山本大臣は「要望はしっかり受け止め、政府としていろんな側面から検討させていただく」と述べた。

 視察目的について山本大臣は「与那国は国境離島という位置づけもあり、沖縄振興の担当大臣、領土担当、海洋政策担当大臣として一度は必ず足を運ばなければいけない場所」と話した。

 風力発電施設の視察では、最高で島内の7割の電力をまかない、1年間平均で太陽光と風力を合わせて島内で使用される電力の2、3割を供給していることに触れ、「全国平均からするとすごく高い。エネルギーに特化した島づくりができるのではないか」と述べた。

 一括交付金を活用し、インターネットのテレビ電話で東京大学の学生の授業を受けている町営学習塾では、大臣も実際に授業を体験。「インターネットを活用した授業に感銘を受けた。とても臨場感があって、教える東京大学の学生もすごく上手だった」と話した。

 ジェット機就航については「漁協からもカジキが今のプロペラ機では一度に運べないという話を聞いている。必要性は理解しているが、民間航空会社のことなので、簡単でないが、真摯(しんし)に受け止めたい」と述べた。

 外間町長は「与那国が抱える諸問題について要請書を提出した。国境の島に住む人の生活をどうつくっていくか、前向きに検討してくれるものと期待している」と述べた。

 町が要請したのは県道216号-217号(祖納-久部良)の国道への格上げ▽与那国島内の光ファイバー幹線整備▽祖納港の整備▽与那国石垣路線のジェット機就航の4項目。


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