【那覇】在沖縄与那国郷友会(島正会長)の「第44回大運動会」が24日、那覇市の古蔵小学校運動場でにぎやかに開催された。子どもからお年寄りまで約500人の郷友らは、多彩な種目に汗を流しながら和やかな一日を満喫していた。8チーム対抗の競技は、総合で比川郷友会が優勝し、3連覇を果たした。
同郷友会の大運動会は、会員相互の交流を目的に毎年開催されている一大行事の一つ。全21種目の中に採点競技を設け、与那国島内の集落で分けた8チームが総合と男女別の得点を競いあった。
各チームは、テント前に旗頭を掲げながら、盛大な応援で選手の背中を後押しし、総合と女子で比川、男子で東1組がそれぞれ優勝を飾った。
競技の合間には芸能愛好会が余興を披露。最後には、参加者全員が運動場を囲むように円を描きながら「どぅんた」を踊って締めくくった。
大会後、島会長は「天候にも恵まれ、郷友も孫を連れてくる人が目立ち、活気づいている。運動会も並行して続けながら、高齢者が参加できるような食文化にちなんだ行事なども考えていきたい」と笑顔をみせていた。
総合3連覇を達成した比川郷友会の後間太球会長は「3連覇を目標にしていたので最高の気分。若いメンバーが頑張ってくれた。来年も若い人を中心に頑張っていきたい」と話していた。