染料を使ってサンゴの凸凹を布に写し取る「サンゴ染め」を体験するイベントが2月28日午後、真喜良小学校で開かれ、同校4、5年生114人がサンゴ染めを行った。染めた布を魚やウミガメなどの形に切り取った後、一人一人の作品を大きな布に張り付けて一つのアートに仕上げた。
2月27日に始まった石垣島サンゴウィーク2014(同実行委主催)の一環で、芝浦工業大学の「石垣島を元気にするプロジェクト」が「つなげ!サンゴ染め大作戦」と銘打って実施した。
カンムリワシを描いた島仲來璃君(4年)は「楽しかった。細かい部分を切り取るのが難しかったが、うまくできてよかった」、田島しずく君(4年)は「サンゴの模様を浮かび上がらせるのが難しかった。初めてであまりうまくできなかった」とそれぞれ感想を話した。
イベントのリーダーを務めた同プロジェクトの田代真之さんは「事前にサンゴの生態について講習していたので、それを生徒たちが理解している感じがした。子どもたちも楽しんでおり、よかった」と述べた。