公益財団法人日本漢字能力検定協会(高坂節三代表理事)が初めて開催した、日常生活の中で家族や友達、先生など大切な人たちに漢字一文字とメッセージを贈る『今、あなたに贈りたい漢字コンテスト』で、八重山商工情報ビジネスコース3年の長浜恵利さんの作品「傘」が全国2位に当たる日本漢字能力検定協会賞に輝いた。
同コンには全国から2万9046点の応募があった。長浜さんの作品は、岐阜県にいる2歳年上の彼氏に向けて書いたもの。
国語の授業で「傘」の漢字を調べた長浜さん。「ひとつかさの下」という使い方のように、「傘」の漢字には、ある中心人物の下に人が集まるという意味があることを知り、「傘」の漢字に、彼氏の人間性を重ね合わせて作品にした。
作品に添えたメッセージは「あなたの周りにはいつもたくさんの人がいます。それはあなたが誰にでも変わらぬ心で接しているからだと思います。いつかあなたの傘に私も入れてください」というもの。
受賞を知り長浜さんは「まさかと思ってとてもうれしかった。彼氏は周囲から信頼されているので(『傘』の漢字は)ピッタリ」と話した。
東京の空港で保安検査員の就職が内定している長浜さん。「(受賞に)彼氏も喜んでくれていたので授賞式は2人で出席する。今後も良い関係を続けたい」とのろけていた。
授賞式は3月30日に東京都内のホテルで行われる。