沖縄初の本格ドローンレース「石垣島ドローンレース」(石垣市ドローン利活用推進実行委員会主催)が4日、舟蔵公園で行われ、搭載されているカメラに映し出された映像をゴーグル型モニターで見ながら操縦する超高速のFPVドローンレース、目視で操縦するレギュラークラスドローンレース、石垣島ー竹富島間の物資輸送、体験フィッシングなど、さまざまな分野で利用できるドローンの可能性が披露された。FPVドローンの映像は会場のモニターで放映され、観客もドローンに乗っているような感覚を楽しんだ。
この日は青空が広がる絶好のコンディションで、公園内に設けられたオーシャンビューのコースに島外から出場した選手たちも大満足。板橋行雄さんは「石垣島は初めてだが、とても気持ちいい」、後藤純一さんは「海がきれいで最高」、高梨智樹さんは「初めてだが、石垣島は超きれい」と楽しそう。
レギュラークラスには地元からも参加があり、八重山商工高校マイコン部の6人はパーツを組み立てたドローンで参戦。出盛朋貴君(2年)=大浜=は「初めてのレースだったが、楽しかった。思い通り飛ばせるのが楽しい。ドローンは災害時の救助、探査、物資輸送に使えるので可能性がある。ドローンを使った職業に就くことも考えたい」と関心が高まった様子。
高田佳孝君(2年)は「難しかった。FPVのレースは同じドローンとは思えなかった」と操縦技術に驚くとともに「僕は西表島に住んでいるので、ドローンで物資を運べるようになれば石垣島に買い物に行く手間が省ける」と今後の活用に期待した。
レースの模様はネット上の動画共有サイト「ニコニコ動画」で生中継された。