福祉に携わる市民や団体・事業所、行政の代表らが一堂に会する「第13回石垣市社会福祉大会」(主催・市社会福祉協議会)が22日午後、市健康福祉センターであり、約180人が参加した。「共に手をつなぎ 支えあう 助けあう 地域の絆」をスローガンにする大会は、社会福祉活動に貢献した74個人団体に感謝状などを贈った。最後は「総力を結集し、市民一人一人が支え合う豊かな社会福祉の実現に向けて行動することを誓う」とする大会宣言の下で決意を新たにした。
大会長で同協議会の那根元会長は「『共に助けあうまちづくり』のため市民同士のつながりを強固にし、安全で安心して住める明るい社会の実現に努めていきたい」と述べ、中山義隆市長は「子どもから高齢者、障がいのある方々、全ての市民が心豊かな生活を送れるよう福祉施策を推進したい」とあいさつした。
那根会長が感謝状を贈り、受賞者を代表してあいさつした石垣實勇さんは「昨今は少子高齢化などの問題が山積し、住民同士のつながりも薄くなった。今は手を差し伸べる温かさが求められている」と福祉活動への積極的参加を呼び掛け、表彰に感謝した。
最後は、大会実行委員長で同協議会理事の唐眞佑子氏が「誰もが住み慣れた地域で自立した生活が送れるよう、一丸となって取り組む決意を新たにしている」などとする大会宣言を読み上げた。
他にも市議会の知念辰憲議長、県社会福祉協議会の湧川昌秀会長も祝辞を寄せた。
大会は、福祉活動のさらなる普及と社会福祉の充実を図ろうと毎年開催されている。