劇団四季のファミリーミュージカル「エルコスの祈り」(八重山毎日新聞社主催)が22日夜、石垣市民会館大ホールで開かれ、出演キャストのみせる歌やダンスが会場を埋め尽くした満員の観客をミュージカルの世界に引き込んだ。
劇団四季のエルコスの祈りの公演は2010年以来、7年ぶり。
ストーリーは50年後の「ユートピア学園」が舞台。親や学校などの社会から落ちこぼれの問題児として決めつけられた子どもたちが学園で厳しく管理・教育され、夢や希望、笑顔も失ってしまうなか、心を持ったロボット「エルコス」が訪れる。
子どもたち一人一人の個性を引き出すエルコスの美しい心に触れ、学園の子どもたちが仲間の大切さや人を思いやる素晴らしさなど人間本来の輝きを取り戻していく様子を描いている。
近未来をイメージしたステージでは、カラフルで幻想的な衣装を身にまとったキャストが躍動感あふれるダンスや歌を披露。客席も一体となり、観客からは大きな拍手がわき起こった。