八重山市町新型インフルエンザ等対策有識者会議(会長・東朝幸八重山福祉保健所所長、委員25人)は25日午後、石垣市健康福祉センター2階視聴覚室で第2回意見交換会を開き、4月の策定を計画している「八重山市町村新型インフルエンザ等対策行動計画(案)」について協議した。出席した委員から、未発生期の八重山での水際対策を新たに盛り込む要望が出され、承認されたほか、計画の市民向けのパブリックコメントは行わないことを決めた。
沖縄県の行動計画を骨子に3市町の行動計画の策定を進めてきた委員らから「行動計画を本島と同じようにするのは難しく、新型インフルが発生すれば島への経済損失が懸念される。水際対策の徹底が重要」と指摘があり、計画に新たに水際対策を盛り込むことを決めた。
また、市民へのパブリックコメントの是非では計画の専門性が高く、市民が理解することが難しいとの意見があり、実施しないことを決定。
東会長は「議論を進め、この計画を策定し、迅速に3市町の議会に上程したい」と話し、4月初旬に開く最終会議で計画を策定。3市町の6月議会に上程することにしている。