石垣小学校(石垣安志校長、児童325人)は25日午前、同校で石垣在住の音楽グループ「ピアチェーレ」(長田礼子代表)8人による芸術音楽鑑賞会を開き、児童たちがバイオリンやギター、ピアノの音色や伸びやかな歌声を堪能した。
第1部では「ぞうさん」の歌、バイオリンによる「ガボット」、ギターの「愛のロマンス」などを演奏。第2部では、八重山の昔話の「ナナキジャイへのたび」、「七つ星」を朗読、そのBGMに「アンパルぬみだがーまユンタ」や「てぃんさぐぬ花」などが演奏された。
このうち「ぞうさん」では、バリトンの低い声と裏声の高い声を使い分け、表情やしぐさで子どもたちの笑いを誘い、楽しませた。
楽器の説明も行われ、バイオリンの弓が馬の尾で出来ていることが解説されると、会場からは「へー」という声が上がった。最後は全校生徒も一緒に「花は咲く」を合唱した。
児童会の翁長晴子副会長(6年)は「はじめて聴くイタリアやロシアの曲が面白くて興奮した。バイオリンの弓が馬のしっぽと知って驚いた。読み聞かせも音楽が加わってとても楽しかった」と感想を述べた。