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【石垣市長選】若さ、ベテランを強調

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討論会を終え、握手する中山義隆氏(左)と大浜長照氏=20日午後2時ごろ、ICT文化ホール

 石垣市長選(23日告示、3月2日投開票)に立候補を予定している現職の中山義隆氏(46)=自民・公明推薦=、前職の大浜長照氏(66)は20日、ICT文化ホールで行われた八重山記者クラブ主催の討論会に臨んだ。中山氏は「46歳の中山義隆は若さ、実績、行動力で、全力で頑張る」と1期4年の実績と行動力を強調、大浜氏は「私は66歳。安心して住めるまちにするため私の生き方を生かせる」と医師や前市長の経験をPRした。今後、浮上する可能性のある自衛隊配備問題では、どちらも住民意見を尊重する立場を表明したが、手法をめぐって認識の違いが浮き彫りになった。

 争点について大浜氏は「高齢者社会にどう対応していくか、新八重山病院を含めて市民の健康づくりをどうするか、さらに新空港開港後の島をどう豊かにしていくかが問われている」と述べた。

 中山氏は「私の1期4年間の実績をどう評価するか。明るくなった経済の流れを続けるのか、4年前に戻るのか。誰がリーダーシップをとって頑張っていけるか。そのことが大きな争点になる」と述べた。

 自衛隊の配備問題について中山氏は「私自身が誘致することはないが、配備の話があった場合は話し合いの場につく。国防は国の専権事項だが、配備するかどうかは市民としっかり話し合いをしていきたい」と説明した。

 大浜氏は「自衛隊は認められた存在。災害、人命救助で必要な組織だ。しかし、石垣市に基地を建設すると、日米共同使用でオスプレイも飛んでくることになり、基地建設は好ましくない」との見解を述べた。

 民意を問う方法については大浜氏が「国から相談があった場合は、自治基本条例に基づき、住民投票を実施しなければならない重要な問題。投票でOKが出たなら尊重せざるを得ない」と住民投票を行う意向を示し、中山氏は「単純に住民投票という話は軽々かと思う。賛否の議論がしっかりと巻き起こった中で判断すべきものだと思う。配備の話があったとき、すぐに住民投票(を行う)とは考えていない」と慎重な姿勢を示した。

 有権者への訴えで中山氏は「4年間、全力で走ってきた。国、県などさまざまなネットワークができた。それを生かして石垣市を発展させたい。市民一人一人が夢と希望をかなえられる素晴らしい日本一幸せあふれるまちになると確信する」と語った。

 大浜氏は「病気をしても本島に行かずに安心して住めるまちをつくりたい。命が平等のまちづくりをするため、新しい県立病院の中身をいかに高度にしていくか。私の生き方を生かせる。命を守るりっぱな県立病院にするため私の力を生かしたい」と述べた。


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