約3週間にわたって行われてきた千葉ロッテマリーンズ石垣島キャンプは19日、全日程を終了して打ち上げた。地元出身の大嶺祐太、翔太が兄弟そろって1軍に帯同するとともにオリックス・バファローズとのオープン戦が行われ、初の1、2軍合同キャンプとなるなど話題が多い球春となった。キャンプ期間中、延べ1万5000人(千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会発表)が球場を訪れ、選手たちのプレーに熱い視線を送った。
伊東勤監督は「各ポジションで競争でき、チームに骨太さ、たくましさが生まれた。全体的に仕上がっている」とまずまずの手応えを感じているようだ。
3月28日のソフトバンクホークスとの開幕戦の先発を成瀬善久に決めたことも明らかにした。成瀬は5年連続の開幕投手。
選手はキャンプ最終日、軽めの調整。
投手は屋内練習場でフィールディングの練習や陸上競技場でランニングを行った。野手はメーン球場で打撃練習に汗を流した。
午前11時ごろにはメーン球場マウンド周辺に選手や監督、コーチ、スタッフらが集合。成瀬選手会長が「昨年はAクラス入りできず悔しい思いをした。今年は日本一を目指したい。秋季キャンプを行わないよう、しっかり準備しよう」とあいさつし、一本締めを行った。
ロッテは22日に名護市で行われる日本ハムファイターズとのオープン戦に向け、19日午後の便で空路、石垣島を後にした。